お寺の子ども会で 楽しい!難しい?紙飛行機

2023年9月17日

毎月1度の子ども会。お勤めやご法話は勿論ですが、子どもたちにとってのメインは、やはりゲーム。これを考えるのは案外難しいのです。子どもたちの顔を覆い浮かべながら、ネットで検索したりゲーム本をめくります。前日まで色々考え、今回のゲームのメインは紙飛行機、そして時間が余れば、9月にちなんで「防災カルタ」。子どもたちに会うのは、7月のサマースクール以来ですから、およそ2ヶ月ぶりになりますね。

「お早うございます!!」
集まってくれる子どもたちの姿に、こちらが元気をいただきます。
「正信偈」をお勤めし、ご法話。紹介した言葉は、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」子どもたちが登下校するの中で目にする風景は、ちょうど稲刈り時期なのです。将来、この田舎を巣立ったとしても、お米作りのご苦労と共に、仏さまの教えを聞き続けた人生の先輩の姿を思い出してくれるとうれしいです。

さて、いよいよ紙飛行機づくり。まず、自分たちの思い思いの紙飛行機を折って、色を付けたりサインを書いたり。それぞれが飛ばし始めましたが、なかなか思い通りに往きません。
すぐ落ちてしまう飛行機。
遠くまで飛ぶ飛行機。
左右に曲がる飛行機。
「飛行機のどこの部分を持ちますか?」
「どのくらいの力を使いますか?」
「どのように体を使って投げますか?」
いくつもの投げかけをすることで、何度もチャレンジを続ける子どもたち。
「さっきより飛ぶようになった!」
「最高記録が出た!!」
少しずつ飛距離が伸び、子どもたちも手応えを感じています。

「それでは第2段。YouTube動画を参考にしてさらによく飛ぶ紙飛行機を作ってみよう!!」
YouTubeをつなげた大型テレビの前に集まった子どもたちに、私が前日に作った紙飛行機を紹介したあと、動画を視聴しながら2機目の紙飛行機を作り始めました。
ココで予想外の展開。動画を見慣れている子どもたちは、不器用な私よりもスムーズに作れると思っていました。ところが、
「動画を止めて」
「先生、巻き戻して」
「ココはどうやったらいいの?」
など質問の嵐。
動画を見ながら手や紙を動かし、紙飛行機を作るのは案外子どもたちにも難しいのだ、と気づきました。視聴した動画サイトの紹介もしましたから、今度は家族で挑戦してもらうと楽しいだろうなと思いました。
(子どもたちの声かけや指導で、写真がほとんど撮れませんでした。残念!!)

この日は昼から、お寺さまでの出講をお受けしていましたから、この後を坊守に任せて出かけました。

10月の子ども会は、どんな楽しいことをしようかな?

■ご紹介:【紙飛行機】機体が開かない「やりヒコーキ」『やりクロス 』の折り方 (Paper Airplane)
https://www.youtube.com/watch?v=PoErQvYX2sg

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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