予防接種を受けようと思っていた日に・・・ 

2023年12月15日

新型コロナが少し落ち着いたこの頃ですが、昨年以上にインフルエンザが拡がってきているようです。数週間前から、市内の複数の学校での学級閉鎖を耳にしていました。地元小学校でも学級閉鎖が出て、自治会や学校行事に参加できなくなったとの話も聞かれました。ですから、私自身も週明けにはインフルエンザの予防接種を受けようと思っていた矢先でした。

まさその日、午前中は普通に報恩講のお参りに行きましたが、昼から急に身体がだるくなってきました。熱を測ると、37.5度でした。数回測っても同じなので、これはインフルかコロナのどちらかだと思いました。昼からのお参りを急遽休みにさせていただき、養生することにしました。熱が出てすぐ調べても陰性になることが多いので、病院へは翌日受診することにしました。
万一、家族に感染してはいけませんので、いつもの寺務室に布団を持ち込んで隔離生活の始まりです。3度の食事は、寺務室まで運んでもらいました。

翌日の受診で、インフルA型と判明しました。タミフルと鎮痛解熱剤をもらって帰りました。その日は、熱が高く身体のだるさも強かったのですが、3日目くらいから熱も下がり、だるさも抜けてきました。妻が準備してくれたビタミン剤などのサプリの効果もあったのか、いくぶんか快復も早かったように感じています。

薬不足なども報道されていましたので心配をしていましたが、今回の私のケースは、スムーズな診断と投薬が整い、必要以上の不安を感じることがありませんでした。今まではあたりまえだと思っていましたが、これらのことがスムーズに進むように仕組みがつくられ、私の気づかないところで多くの方々が関わってくださっている「おかげさま」だったことに気づきました。これらのなにか一つでも状況が変われば、私の病状の悪化やお参りに出れない日が長期化するなど影響が出るところでした。
インフルに罹ったことが、家族の優しさだけでなく、社会の仕組みの大切さに気づくきっかけをくれました。

来週からは、全国的にもグンと寒くなるようです。体調を崩されませんよう、くれぐれもご自愛くださいね。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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