元気をもらった!「里山(ふるさと)と都市(まち)を繋ぐ集い」

2019年8月17日


三次出身者と三次に生活する人たちとの交流会が開催された。
私は、法事を終えて午後からの短い参加。
郷土の歴史を振り返るクイズやお芝居・合唱があり、主催者や参加者代表の挨拶などを聞けた。
 
 私は常日頃から、ここ三次に住んでいる人が、地元の魅力をどのように感じているのか、疑問だった。
さらに、地元の魅力を知らず、都会だからということで大阪や東京にあこがれをもって出てしまう若者、
「田舎から出て行くのは仕方がない」と若者を都市へ送り出す親世代に、もどかしさを感じていた。
 嫁いで20数年、三次の現状は楽観できない。
当初は、「緑が豊かでいいですね」などと何気なくつぶやいていたが、
里山の自然を維持していくのに、多くの人手と労力と時間とお金がかかっていることに気がついた。
また、田畑は、お米や作物を作る手間だけでなく、
水路・ため池の管理やあぜの草刈りなどの作業も欠かせない。
少子・高齢・過疎の影響で、多くの人手と労力と時間とお金がかけられない状況があり、
より農作業の負担感が増している。
収益は気象状況によって大きく変動するし、
使用する農機具や農業資材の経費はまとまって必要だ。
家計の助けになっているというより、むしろ、不足分を補填しながらお米作りをしている農家も多い。
「先祖からの土地だし、遊ばしておくのは申し訳ないから何とか続けているが、
次に農機具が壊れたらもうやめにする」というつぶやきを何度聞いたことか。
「これから、三次はどうなっていくのだろうか」と、私自身暗澹たる気持ちになってしまうことも多い。 
 
 そんな中、「過疎地の子どもたちの才能を限りなく大きく開花させたい」
という熱い思いを持った市民や企業によって、創志塾は生まれた。
そして、「多くの人との出会いを通して、夢はさらに大きくふくらみ、
新しい自分を見つけ出すことができる」ように、子どもや若者を応援しようと新たな動きが始まっていたのだ。

 「なげくだけで終わらず その次へ!」
 三次の良さを再発見し発信してくださる方々、
地元で新たな繋がりを生み出してくださった方々、
夢を実現しようと努力を重ねる若者たち。
 そんな皆さんに出会えたことは、私自身、大変心強かった。
私も、大阪という都市(まち)から三次という里山に嫁いだ者として、
里山(ふるさと)のすばらしさを少しでも維持・発展できるよう力を尽くしたいと思った。

■絵本のお坊さん問い合わせ先 
 名前:福間玄猷(ふくまげんゆう)
 住所:広島県三次市西酒屋町甲156 源光寺内
 電話:0824-63-5906
 メール:gfukuma@agate.plala.or.jp
 ホームページ:http://www.genkouji.com/
 Facebook:https://www.facebook.com/gfukuma

■絵本のお坊さんが出来ること。
絵本の読み語り 学校・コミュニティーセンター・福祉施設・ご自宅などへ訪問します
仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、仏さまの教えをお話しします。
悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
お寺での楽しい行事をご紹介します。
お寺でのボランティアを紹介します。
*地域に長年継承されてきた社会資源の一つとして、寺院が
一般に方々とどのような関わりをもてるのか、只今模索中です!

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA