鬼とはいったいどこにいる? 明日は節分 

2020年2月2日

2月の節分には、厄除け・徐災招福の意味をこめて「鬼は外 福は内」
といいながら豆をまき、またその豆を食べる習慣があるようだ。

 「他人の悪いところはよく目につくが、自分の悪いところは気づかないものである」
(蓮如上人御一代記聞書 現代語版)
 
 この言葉は、今から600年前に生まれた浄土真宗の僧侶・蓮如
(本願寺第8代)というお坊さまが遺したものだ。
浄土真宗では、日常生活の中で「鬼=私の姿」ということをごまかさずに見つめていく。

「人生の様々な苦悩や災いは、その原因を、自分中心でしか物事を考えられないこの自分が作り出している」
「他人に批判や非難の目を向けていた自分自身が、実はどういう姿・生き様をしているだろうか」
 
 浄土真宗の私たちは、
日常生活や仏事の中で「この問い」を重ねることを、とても大切にしてきた。
そして、自己中心的な私の姿を照らし出し、導いてくださる働き(阿弥陀如来の本願)を
人生の中心に据えることを教えられてきたのだ。

 600年前の蓮如上人の言葉は、単なる昔の言葉ということではなく、
小さくは家族に関わる問題から、
大きくは政治や外交問題に関わる現代社会の喫緊の問題にまで、
通底している言葉だと思うのだ。

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投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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