「母が亡くなって、あっ、ここにも!とあちらこちらのお寺に目が行くようになりました」
同世代のご門徒さんの言葉だ。
この言葉には、人間の認識についての深い意味が隠れていると思った。
1.お寺に目が行くようになった
2.お寺があった。
3.お寺が建てられた。
この1~3を客観的な時間軸に組み替えてみてほしい。
3.お寺が建てられた。
本当は、これが先頭に来るだろう。
つまり、私たちは、現実のものをすべて認識できていないということ。
自分の興味・関心のあるものだけを選別して認識している。
それは、私たちに多くの見落としがあるということ。
何百年も前に建てられ、大切に相続されてきた各地の寺院。
しかし、一般の方々にとっては、通常の生活の中ではほとんど接点がなく、必要性を感じることも少ない。
それは、存在を感じないということと同じようである。
その中で、お母さんの死を通して、僧侶に出会い、お経を唱え、
仏さまの教えを身近に感じるように変化が生まれてきたのだ。視野が広がったとも言えるだろう。
だから、「お寺に目が行くようになった」のだ。
心理学のあるセミナーの中で
「人間は自分の見たいように世の中を見て、聞きたいように聞くものだ」
と教わった。その言葉から
人間は、事実を事実として見ることができてない。
自分の都合、色眼鏡を通してしか見たり聞いたりができない。
という、人間の認識の偏りや限界を教えてもらった。
だからこそ、自分以外の人の見たり・聞いたりに触れて、自分の認識の偏りや限界を常に軌道修正する必要があるのだと気づいた。
私たちが生きているうちに、仏さまの教えを聞く(=聴聞)必要性もここにある。
そうそう!
「新型コロナで大変だ!」とバタバタしている私たちだが、丁寧に世の中を見てみると、このような素晴らしい取り組みに出会った。
これらの取り組みを発願した人。
これらの取り組みに共鳴した人。
これらの取り組みを運営する人。
これらの取り組みを利用する人。
これらの取り組みをヒントに、新たな取り組みを始める人。
これらの取り組みを支える人。
これらの取り組みを紹介する人。
「ほってはおけない」
「無関心ではいられない」
「自分さえよければなんて、悲しい」
「一緒に支え合って生きたい」
温かな人々の願いによって、すでに、いろんな動きが始まっていた。
人生って不思議なものだ。
さあ、明日も、生きてみよう!
■ご紹介:新型コロナ感染症による学校休業対策『学びを止めない未来の教室』
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わかりやすくお話しします。