彼岸は 単なるお墓参りで終わらない

2020年3月19日


 明日、3月20日は彼岸の中日。本来は、前後3日を含んで7日間をお彼岸と呼んでいた。
現代では、お彼岸は、ぼた餅やおはぎを食べ、先祖のためにお墓参りする行事のことと思っている人が多いようだ。
浄土真宗ではお墓参りで終わらず、彼岸(=浄土)の阿弥陀仏の願いと働きを聞く場(=聴聞・法話会・法座)に、足を運ぶことを特に大切にしてきた。
なぜなら、人間は不完全な存在だからだ。

ち か い の こ と ば
一、仏の子は すなおにみ教えをききます
一、仏の子は かならず約束をまもります
一、仏の子は いつも本当のことをいいます
一、仏の子は にこにこ仕事をいたします
一、仏の子は やさしい心を忘れません

この言葉は、お寺のサマースクールに通う子どもたちが毎回称える「ちかいの言葉」である。
機械的に称えることは、誰でも出来るだろう。
しかし、このことを生涯やり通すことは、大人の私たちでさえも(いや、大人だからこそ?)難しい。
新型コロナ騒動だけでなく、日常生活においても、自分の都合で人や物を分別し、優劣をつけ、時には争いをおこし、
差別の思いさえわいてしまう。その不完全な存在が欲望のままに日々を歩めば、自他共に大きな過ちを犯すことになる。

お寺での聴聞・法話会・法座を通して、彼岸(=浄土)という真実に出会うからこそ、自らの本当の姿に気づくことが出来る。
さらに、その不完全な私があらゆるいのちに支えられ、生かされてきたといういのちの不思議に出会うことが出来る。
人間、そして自分自身の不完全さを直視することと、真実なるものを求めることは、一見矛盾するようで
人生においては十分成立するのである。

新型コロナ騒動で、お寺での聴聞・法話会・法座は、実施が難しくなっているようだが、
せめて、それぞれのお仏壇やお墓に参り、ご先祖への感謝に加えて、自らを心静かに見つめる仏縁にしてみてはどうだろうか。

■ご紹介:大谷大学ホームページ「生活の中の仏教用語-お彼岸」
http://www.otani.ac.jp/yomu_page/b_yougo/index.html

■絵本のお坊さん問い合わせ先 
 名前:福間玄猷(ふくまげんゆう)
 住所:広島県三次市西酒屋町甲156 源光寺内
 電話:0824-63-5906
 メール:info@genkouji.com
 源光寺ホームページ:http://www.genkouji.com/
 絵本のお坊さんブログ:http://genkouji.com/blog/
 仏教童話『アマリリスのような女の子』YouTube動画版(紙芝居読み語り+絵本大好き住職のご法話):https://www.youtube.com/watch?v=QgTJHOmzKd8&t=55s
 
■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
  として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
  などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹林葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
  わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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