「これから色々教えてください!」ご本尊をお迎えなさるお参りで

2021年3月13日

Mさん「初めてお電話させていただきます。Mと申します」
お仏壇を迎えたので、お参りをしてほしいとのことだった。
寄せていただくと、70歳代とお見受けするご夫婦が丁寧に迎えてくださった。
私「どのようなきっかけで、お仏壇をお迎えになったのですか?」
Mさん「昨年・そして一昨年とそれぞれの母が続けて亡くなりました。家を建てる時に、あらかじめ仏間をつくってはいたのですが、なかなかきっかけがなかったのです。この度の葬儀がきっかけでそろそろ自分たちも後のことを考えなくてはと思い、お仏壇を求めました」
私「それは、続けてのお別れで大変でしたでしょう。特に昨年はコロナがありましたから、自由にお見舞いが行けなかったり、色々気分を使うことが多かったのではないでしょうか?」
Mさん「はい、昨年は本当に大変でした。四十九日の法事も済ませて少し落ち着いた頃だったか、新聞に折り込まれていたお仏壇のチラシを見て、2人で見に行きました。今頃は家具のようなお仏壇など、いろんな種類がありますね。でも、私たちの実家が両方とも浄土真宗ですから、やっぱり金仏壇が落ち着くねということで、これを求めたんです」
私「ということは、それぞれのお母さまがこの仏縁を整えてくださったと捉えることも出来るんですね」
Mさん「本当にそうですね」
私「ところで、市内にもたくさん浄土真宗のお寺さまがありますが、その中で源光寺に声をかけてくださったのは、何かきっかけがおありでしたか?」
Mさん「最初のきっかけは、もう20年以上前になるでしょうか。当時私は町内会長をしていまして、向かいのお宅のご主人が亡くなられた時に、そのお世話をさせていただきました。だから、源光寺さんにも伺ったことがあるんです。それと、仕事に行く時にいつもお寺の前を通っています」
私「そうだったんですね」

私は初めてのお方だと思っていたが、このMさんは私を知ってくださっていたのだ。「入仏慶讃法要」というお慶びのお参りをしたあと、「阿弥陀如来の光に照らされた人生」というテーマでご法話。そして「この際、何かお尋ねがありますか?」とお尋ねする私に、「何も知らないものですから」と率直な質問をいくつも投げかけてくださった。初めてお参りをさせていただくお宅であっても、これほど深いお話につながるお宅もあるんだな。僧侶という私を必要としてくださるお宅もあるんだな。帰りがけにも「また、お参りをお願いしますね。そして、いろいろ教えてくださいね」と声をかけてくださった。とても有り難く、うれしい出会いだった。そのお宅を失礼したのは、1時間半を過ぎたころだった。

(写真は、浄土真宗本願寺派の一般的なお仏壇です。なお、ご当家のものではありません)

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
絵本のお坊さん-福間玄猷YouTubeサイト
https://www.youtube.com/channel/UCc73yUyaufMqtftsDFuoCoA?view_as=subscriber
2020「三好春樹さん公開講演会」前半

2020「三好春樹さん公開講演会」後半

仏教書朗読 『あなたがあなたになる48章』第41章

仏教説話『だいじょうぶだよ へいきだよ』(英語版)
https://www.youtube.com/watch?v=oaltcYtm0lE
福間玄猷 × 夜な夜なZoomバル コラボ企画その1
https://www.youtube.com/watch?v=YmUHZgFEWQw&t=5069s
築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ https://tsukijihongwanji.jp/
浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/
源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/
【はじめての浄土真宗】「正信念仏偈」現代語訳を聞くhttps://www.youtube.com/watch?v=XHidnswZxQM
「お布施ってなあに?」かけあい法話

樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html
お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)https://hasunoha.jp/
絵本のお坊さんブログ http://genkouji.com/blog/

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹木葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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