お寺のお内陣は 最高の視聴覚伝道

2021年3月14日

10年以上前から、パワーポイントを使った視聴覚伝道に取り組んできた。パワポの編集になれてきた頃、更にレベルアップをするべく色々と検索する癖がつき、スライドを作り込んだ時期があった。新しいテンプレートをダウンロードして使ってみたり、色合いやアニメーションを多用した。編集にも多くの時間を費やすようになり、当然皆様に一段と届くプレゼンになるものだと思っていた。ところが、しばらくするうちに気がついた。「作り込むことと、伝わることはあまり関係しないかも知れない」ということを。そして昨年、更に思いがけない気づきがあった。

「最高の視聴覚がもう何百年前から大切に受け継がれていたではないか。その最高の視聴覚伝道。それはお寺のお内陣そのものである」

と。だからこそ、全国各地の浄土真宗寺院が長年大切に相続されてきたのだった。そのことに私は、なぜ気づかなかったのか。僧侶である私はその内陣でいつもお参りをするので、いわばあたりまえの場所になってしまっていたのだった。だから、私自身が「西方極楽浄土から現に私たちを照らし導き給う阿弥陀如来の働きを顕す」お内陣に感動や慶びを感じられなくなっていたのだ。わざわざ、その前にスクリーンを立てて「新しいことをやっています」という錯覚を起こしていたのだった。今となっては、恥ずかしいことだ。

だから、最近は、パワポなしでも充分にご法話が出来るように、更なる研究を重ねている。さらに、ご法事などでお寺にお参りになった方々には「今日、わざわざ源光寺の本堂に参られましたが、この正面のお内陣をご覧なさってどんな心持ちになりますか?」とお尋ねをするようにもなった。ただ、この気づきは、パワポを使った10年以上の試行錯誤があったからこそだと思っている。一方で、聴覚などにハンディ-がある方や専門用語の受け取りに配慮を必要とする方々もおられるため、パワポや動画を使った布教・伝道方法は、今後も大切な選択肢の一つだと確信している。

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
2020「三好春樹さん公開講演会」前半

2020「三好春樹さん公開講演会」後半

仏教書朗読 『あなたがあなたになる48章』第41章

仏教説話『だいじょうぶだよ へいきだよ』(英語版)
https://www.youtube.com/watch?v=oaltcYtm0lE
福間玄猷 × 夜な夜なZoomバル コラボ企画その1
https://www.youtube.com/watch?v=YmUHZgFEWQw&t=5069s
築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ https://tsukijihongwanji.jp/
浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/
源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/
【はじめての浄土真宗】「正信念仏偈」現代語訳を聞くhttps://www.youtube.com/watch?v=XHidnswZxQM
「お布施ってなあに?」かけあい法話

樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html
お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)https://hasunoha.jp/
絵本のお坊さんブログ http://genkouji.com/blog/
絵本のお坊さん-福間玄猷YouTubeサイト
https://www.youtube.com/channel/UCc73yUyaufMqtftsDFuoCoA?view_as=subscriber

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹木葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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