壊れるのは一瞬 だから新たな創造のために考え学び直そう

2022年3月7日

写真は、最寄りにある三次インターチェンジに近い法面補強工事の様子です。雪や雨などの天気に振り回されながらも、毎日コツコツと工事が続いていいます。すでに、工事着工から数ヶ月は経過しています。一枚の写真には収まりきらないほどの大がかりな工事ですから、完成までには今後数ヶ月はかかるでしょう。この法面工事が、「ロシアとウクライナに関わる戦争」の影響を受けずに無事に完成できることを願っています。

私たちは工事が始まってから気づくわけですが、実は、計画段階から含めれば、数年越しの立案・検討・修正・決定という手順を踏んできたはずです。着工してからも現場の臨機応変な対応があって、ようやく完成するのだろうと思います。一つの公共事業だけを切り取って考えても、多くの時間とお金とアイデアと人の手が集まらなければ完成しません。それが「ロシアとウクライナの戦争」では、人命が奪われるだけでなく、歴史的建築物や公共施設も一瞬にして破壊されてしまうのです。とても、悲しく辛いことです。

地理的な距離のためか、「ロシアとウクライナの戦争」は遠い外国の問題だと捉えている人がいるかもしれません。しかし、2019年12月に中国湖北省武漢市で発生した、原因不明の肺炎の集団発生当時を思い出してほしいのです。あの頃、日本にいるいったい何人が、現在の世界的パンデミックにつながることを予想できたでしょうか?少なくとも、私は考えることが出来ませんでした。これまでの経験値でもって「日本には関係ないだろう」と安易に考えていたのでした。その思い込みは、見事にひっくり返され、その影響下でもう2年以上が過ぎています。

江戸時代の鎖国当時とは違い、今はグローバリズムの時代です。世界のどこかで起こった問題は、(時間の差こそあれ)望まなくても必ず私たちの日常生活に直結するということです。それは、政治家を批判して解決するような単純な問題ではありません。その覚悟を持って、生きていく必要があるのですね。とても、しんどいことですね。

そして、もう一つ。(始まってしまった戦争の時間を戻すことは出来ませんが)戦争がやや落ち着いた後、「私たちの地域や社会や世界をどのようにしていきたいのか」について、今から考え始めなければならないと思っています。まだ、いくぶん冷静に物事を考えられる今が、その時間だと思っています。これまでのように、そのひな形を提示してくれる誰かをただ待っているだけではいけないと思うのです。「なげくだけでなく 新たな創造を」するためにも、「人類の成功と失敗」を改めて学び直しましょう。

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)https://hasunoha.jp/
絵本のお坊さんブログ http://genkouji.com/blog/
絵本のお坊さん-福間玄猷YouTubeサイト
https://www.youtube.com/channel/UCc73yUyaufMqtftsDFuoCoA?view_as=subscriber
「2022年源光寺のご紹介」(パソコン用)

『新々みちしるべ 菩薩シリーズ』慈悲-観世音菩薩
仏は常に人びとの前に救いの手段を尽くす https://www.youtube.com/watch?v=RMMVzEVIodU
浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/
築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ https://tsukijihongwanji.jp/
源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/
樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹木葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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