なじみの理容店で「煩悩」を整えてもらいました

2022年3月17日

その昔から、仏教では、「髪の毛は煩悩の象徴」とされています。
お坊さんになるために髪を剃るということは、煩悩を断ちきるということと同じ意味をさします。
私たち浄土真宗でも、得度という僧侶になる儀式の前には一旦髪を剃ります。しかし、その後は、髪の毛における作法はありません。浄土真宗では、自分の力では、煩悩を断ちきることが出来ないという姿から目をそらさずに生きていくことが大切とされています。

ただ、伸び放題ではいけません。
「人間だから、煩悩があるのはあたりまえだ」と開き直ってはいけないのと同じです。
だから、私は定期的に理容店に行くのです。

私「あっという間に、髪の毛が伸びてしまいました。前回はいつだったでしょうか?」
Tさん「3センチは伸びていますから、3ヶ月は経っていますね」
私「前回よりもっと短くしてください。耳や襟元にかかるのは、できるだけ避けたいのです。いっそのこと剃ってしまおうとも思うのですが、毎日電気カミソリを当てなければいけませんから、それも手間ですよね」
Tさん「スキンヘッドはされない方がいいと思いますよ。ツーブロックをしっかり刈り込みますから、それで様子を見られたらどうでしょうか?」
それから約1時間、髪の話からコロナやロシアの戦争など、話題は多岐にひろがりました。
Tさん「出来上がりましたよ。いかがですか?鏡を持ってきますから、後ろや横も確認して下さい」
私「いや~、すっきりしましたね。これでしばらくは、襟元などを気にしなくてすみますね」
Tさん「とってもお似合いですよ!!前髪を上げておきました」
私「有り難うございます。ロシアとウクライナの戦争で落ち込んでばかりではいけませんから、髪の毛を上げて、気分も上げていきましょう!」
Tさん「いや、ほんとお似合いです」

2度も理容師さんから褒めてもらって、上機嫌の私でした。
ちょうど、頼まれた冊子の編集作業が一段落して、ホッとしたところでした。
おかげで、気持ちも頭も軽くなりました。

帰ったら夕食をいただいて、「ハスノハのオンライン相談」の準備をすることになっています。

昨晩の地震の不安と疲労で寝不足だった皆さま、今日は懐中電灯を置いて、ぐっすりお休み下さい。

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/
樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html
お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)https://hasunoha.jp/
絵本のお坊さんブログ http://genkouji.com/blog/
絵本のお坊さん-福間玄猷YouTubeサイト
https://www.youtube.com/channel/UCc73yUyaufMqtftsDFuoCoA?view_as=subscriber
2022源光寺モネの睡蓮計画
https://www.youtube.com/shorts/juEph8yVBPY
『新々みちしるべ 菩薩シリーズ』慈悲-観世音菩薩
仏は常に人びとの前に救いの手段を尽くす https://www.youtube.com/watch?v=RMMVzEVIodU
浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/
築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ https://tsukijihongwanji.jp/

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹木葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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