たとえ花が散ったとしても 「美しい!」とつぶやきたい 

2022年4月5日

あなたの地域では、まだ桜が咲いていますか?
こちら広島県三次市では、今がちょうど見頃でしょうか?今年は、雨が少なく朝晩の気温が低いためか、例年より長く花が見られるような気がします。入学式にも、ギリギリ間に合うのでしょうか?「ロシアとウクライナの戦争」に関わる凄惨な現状が耳に入るため、桜がなおさら美しく見えるような気もしています。

桜については、桜前線という言葉があるように開花時期が特に注目を浴びますね。そして、いつどこでだれと花見をしようかという話題で盛りあがりますね。しかし、若芽が出始め花びらが散ってしまったら、桜を話題にする人は極端に少なくなります。

このような物の見方は、何も桜だけに限ったものではありません。「いつまでも美しく」「とても70才には見えません」「いつまでも元気はつらつ」「80才でも現役です」・・・。毎日流れるテレビコマーシャル。このような宣伝を見続けると、どうなるでしょうか。「美しく元気で役割がある時はいい」けれど、「体力・気力が衰え、足腰が弱り、病気を抱えることはよくないことだ」「そうなったら、若い者に迷惑をかけてしまう」という思い込みを、知らず知らず身につけてしまうことになりはしないでしょうか?

このような派手なテレビコマーシャルによって、健康産業が栄え景気を引っ張っている現状は知っています。ただ、物事の一部分だけを切り取った見方は、「ありのまま」の見方ではないことを心に留めておきたいと思う一人です。
だから、桜の花の時季だけではなく、葉っぱが生い茂っている時季も、葉が枯れて散っていく時季も、寒さにじっと耐えている時季も、共に美しいと見える感覚を大事にしたいですね。

さらに、毎日桜を育んでいる働き(たとえば、太陽や水、風、養分、虫など)にも思いを馳せていたいですね。

そして、年を重ねて腰が曲がっても、病気を抱えて人の手を借りるようになっても、「死ぬのが嫌だ!」と苦悶する時であっても、いつでも美しいと言える感性につながっていくのでしょう。
それは、私の心にある煩悩(=自分勝手な心)にも、きちんと目を向けられる覚悟にも通じていくのだと感じています。

桜から、いろんなことを学ばせてもらうこの頃です。

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
『新々みちしるべ 菩薩シリーズ』慈悲-観世音菩薩
仏教書朗読「避け難いことを 避け難いと知る」 https://www.youtube.com/watch?v=gQydEA5ljaU
仏典紙芝居第2弾『二河白道』 https://www.youtube.com/watch?v=OtpH40kpuE8
浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/
築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ https://tsukijihongwanji.jp/
源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/
樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html
お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)https://hasunoha.jp/
絵本のお坊さんブログ http://genkouji.com/blog/
絵本のお坊さん-福間玄猷YouTubeサイト
https://www.youtube.com/channel/UCc73yUyaufMqtftsDFuoCoA?view_as=subscriber
「子供はウクライナのニュースをどう受け止める? 大切なのは親子の会話」

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹木葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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