これまでなら、毎週月曜日に仏教伝道協会の仏教書朗読を、毎週金曜日にはかけあい法話や源光寺でのご法話をYouTubeで配信していました。
最近は、新型コロナ騒動がやや落ち着いてきました。法務も少しずつ増えてきて、所属団体の運営のための事務作業などが通常モードに戻りつつあるため、忙しさを感じている毎日です。その分、コロナ騒動になって取り組みはじめた、YouTubeへの動画撮影や編集作業が滞っています。昨晩ようやく、永代経法座(4月)のご法話を編集することができましたので、ご講師の内藤良誠先生に確認作業をご依頼しているところです。
庭の草取りにも、久しぶりに取り組みました。夏を思わせる暑さですが、草は元気に伸びていました。やはり、いのちはたくましいですね。翻って、私はどうでしょうか?これほど恵まれた生活を送りながら、自己嫌悪に陥ったり、過去を悔やんだり、「ロシアとウクライナの戦争」に関わる将来の不安に心奪われたりと、まさに右往左往です。
数日前に、父がこんなことを聞いてきました。
父「玄さんは、なんぼ(何歳)になったか?」
私「はい、50歳になりました。今年で、51になります」
父「そうか、一番脂がのった時期じゃな。80歳は地獄じゃけど・・・」
一瞬の会話でした。
「80歳は地獄」という言葉も気になりましたが、「50歳が一番脂ののった時期」と言われ、なんとも不思議な気持ちになりました。
確かに私が子どもの頃は、その年代の大人の方を見て、「かっこいいなあ」「しっかりしているなあ」「地域のためにがんばっておられるなあ」「あんな大人になりたいなあ」などと思っていました。
ただ、自分がそのような年になった時、時代に振り回されてこんなにオロオロしながら生きているなんて、全く思いもしませんでした。目の前の草のように、踏まれても抜かれても再び出てくるたくましさを、私も身につけたいと思ってしまいました。