相談するとアイデアをいただける 山歩きの会が釜峰山に登る

2022年10月15日

あなたは、人生のピンチを抱えた時どうしますか?
安心して相談出来る人がいますか?
もうダメかなと思った時でも、何かしらのアイデアが浮かびますか?

今日は、源光寺山歩きの会の日でした。源光寺では、夏休みに子どもたちが集う「サマースクール」で、富士山登山に取り組んだことがご縁となり、年に2回(4・10月)日帰りの山歩きを続けています。今回は、当初、大神ヶ嶽(山口・広島・島根、3県の県境に近い島根県の秘境)を計画していました。

山歩きが決まった後でに、青陵高校での講演依頼が入りました。山歩きの引率も大切ですが、高校生への講演は初めてのお声かけですし、めったにそのようなご縁は整いません。講演依頼を受けた時、山歩きは延期か中止にしなければと思っていました。ところが、ガイドさんとの合流場所である吉和インターの所要時間を調べてみると、私が送迎だけでも担当出来れば予定通りの開催が可能ではないかと気づきました。日にちが近づきガイドさんに確認すると、実は合流地点から登山口までは、さらに40分ほど車で走らなければいけないのだそうです。それから、三次に帰っていたのでは当然講演には間に合わないことになり、目的地をもっと近場に変更してもらうことになりました。

それで、安芸高田市にある大狩山を勧めてもらいました。とても近くの山に変更になりましたから、送迎も十分可能です。すっかり安心していましたら、2日前にガイドさんからのメッセンジャーが入りました。
「下見に行ってみましたら、大雨の影響で山道が荒れており、目的地を変更します」
とのことで、今度は口和町の釜峰山へのご提案をいただきました。慌てて地図を検索し道順や所要時間を調べてみると、時間はなんとか間に合うものの、道中が大変狭くなっているようです。正直、10人乗りのレンタカーを運転し、慣れない道を走るのは少々不安だなあと思いました。途中で何かしらのアクシデントがあり、少しでも時間のロスが発生したらどうしよう。一旦お寺に帰って衣に着替えて学校に駆けつけなければなりませんし、もし講演時間に遅れるようでは迷惑がかかるなあなどと考えていました。
すると、昨夜遅くに、私の代わりに運転をしてくださる方が見つかったのです。
その方のお申し出のお陰で、山歩きは予定通り開催できて、私は青陵高校の講演のみに集中して予定を組み直すことが出来ました。

今日は、こうして2つの大きな行事が無事に終わったので、本当に感謝感謝でした。

日々の生活の中でも、時々壁にぶつかってどうにもならないと思うことことがありますね。
そんな時は、極端な考え方になってすべてをあきらめたくなったり、誰かを批判したくなったり、無理矢理成し遂げようとしてかえってトラブルが生まれてしまうことがありますね。

そんな時は、まず深呼吸してみましょう。そして、もう一度考えてみましょう。
「本当に出来る事はないか?」と。
もし自分で出来なくても、相談を持ちかけることは出来ますね。
もし自分で出来なくても、だれかに代わってもらえるかも知れませんね。
もし自分で出来なくても、新たなアイデアをもらえるかも知れませんね。

「あなたは一人ではない」のですから、安心して相談出来る人にまず声をかけてみませんか?

写真は、本日の山歩きの一コマです。メンバーが撮って、早速シェアしてくださいました。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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