柿にイチジク 旬をいただく幸せ

2022年10月17日

あなたは、秋の果物といって何が浮かびますか?
旬をいただけるって幸せなことですね。

今は便利な時代ですから、旬に限らずいつでもいろんな果物が買えますね。
でも、ご近所の方から旬のものをいただける時は、特別にうれしさを感じます。
それを育てた方の苦労、それが大きくなっていく様子、それを取って届けてくださった方の気持ち・・・。これらも含めていただくことができるから、なおさらおいしく感じるのでしょうね。

つい先日も、ご近所の方から柿やイチジクをいただきました。
やっぱり、おいしかったです。

ところで、昔は近所づきあいがあたりまえだったそうですね。
調味料を貸し借りしたり、
お風呂に入れさせてもらったり、
子守りのつづきで食事をご馳走になったり、
と聞いたことがあります。

そう言えば、私も幼い頃のことを思い出しました。
母に頼まれて、リウマチを患って炊事が難しくなっている近所のおばあちゃんにおかずを届けていたという思い出です。
直接の親や家族だけでなく、このように、隣近所の付き合いや関わり・互いの声かけを体感しているからこそ、
「あなたは一人ではない」
という言葉が実感を持って受けとめられるのだと思います。

私も、単に言葉をかけるだけでなく、その言葉が実感を持って受け止めてもらえるような関わりも大切にしたいと思いました。

そうは言っても、今の時代にお隣さんに
「お風呂貸してください!!」
とは言いにくいなあ。(笑)

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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