小さな画伯に会った! 曾孫の成長を共に喜ぶ 

2022年11月3日

「こんにちは。久しぶりですね。変わりなかったですか?最近、どんなことをがんばっていますか?近況を聞かせて下さい」
在家報恩講という一年ぶりの仏事にお参りをさせていただき、子どもたちや若い世代がいらっしゃる時には、このようにお声かけから始めています。私が勝手な思い込みで、お話ししないようにするためです。

ある日の報恩講でした。
そのお宅は、最近珍しい合計8人の大家族。私自身、若夫婦がご結婚される前からのお付き合いですから、もう25年以上のお付き合いが続いています。お参りを始める前に、一人ひとり近況をお聞きします。(これまでにも、様々な悲喜交々を伺ってきました)

曾孫T君「最近、歴史の勉強と絵を描くことをがんばっています」
おばあちゃん「持ってきてみなさい」
私(?)
そして、6年生になった曾孫さんが一冊のスケッチブックを持ってきて、何やら絵を見せてくれました。それが写真です。
私「え!!これは?」
おばあちゃん「玄猷さんを書いたんです」
私「すご~い!!しかも、笑ってるし!!え、どうして私を描こうと思ったんですか?」
おばあちゃん「ネットで玄猷さんの画像を取り込んで、一人で描いていたようですよ」
私「そう言えば、昨年の報恩講の時にT君が自分で描いた絵を見せてくれたよね。じゃあ、記念に写真に撮らせてもらってもいいかな!」
曾孫T君「あ、いいですよ!!じゃあ、僕が撮りましょうか?」
私「お願いしま~す!」

帰り際、ご家族でお見送りをして下さり、「また会いましょう!」とT君の爽やか声がしっかりと私に届きました。
若い世代の成長を見守ることが出来るのは、本当にうれしいことですね。
私も、生きる力を頂きます。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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