冬のヒートショックにご用心 何気ない声かけが安心につながる

2022年11月6日

朝方に、慌てた様子の電話が入りました。
電話の声が、葬儀会館の職員さんに変わりました。
職員さん「源光寺さんにご縁の方が、お葬儀をご依頼です」

とのことでした。どなたにとっても、急なことだったようです。
昼のご法話を終えて、葬儀会館に駆けつけました。
職員さんにこれまでの経緯をお尋ねすると、
職員さん「お風呂場でのことだったそうです。おそらく、ヒートショックによる心不全だそうです」
私「では、昨日は大変でしたでしょうね」
職員さん「検死なども有り、バタバタされていたようです」

どなたも心の準備が出来ていないお通夜・お葬儀は、私たち僧侶も特に気分を使います。
お通夜を終えてお寺に帰り着いたら、どっと疲れが出ました。

母は、先にお風呂に入っていました。
私は、夕食を頂きながら少し気になっていました。
お風呂から出て来た母に
私「今日は、長いお風呂だったですね」
母「ちょっと、風呂掃除をしてたのよ」
ホッとしました。
私「ヒートショックに気をつけて下さいね」
母「そうね。私が遅かったら声をかけに来てね」

しばらく落ち着かなかったですが、私もお風呂で気分転換が出来たので、ようやくブログがかけるようになりました。明日は、離れて過ごす両親にも電話をかけよう。

こうしてお寺の法務を通して、様々なことを学ばせていただいている私です。
明日は、お葬儀です。今から準備がありますので、短めの投稿で失礼します。

皆さんも、ご両親やご年配の方に声をかけてあげて下さいね。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA