皆さまには、それぞれの思いで新しい年をお迎えになられたことと存じます。
旧年中は、陰に陽にお世話を頂きまして有り難うございました。
■私の原動力は、悲しみです。特に、昨年2月からいまだに続いているロシアとウクライナの戦争は、私にとって青天の霹靂でした。確かに、日本に居る私がこの戦争自体を止めることは出来ません。でも「何も出来ない」と極端に考える必要はありません。この現実をただなげくだけで終わらず、新たな創造を託されているように思うのです。私が今ここで出来ることが必ずあると考えています。この未曾有の悲しみから何かを学び取り、そこから行動につなげたいのです。
■源光寺創建も、悲しみがきっかけでした。関ヶ原合戦にて息子・源治郎を敵に討たれた、父・福間源左衛門の大きな悲しみと無常への気づきがきっかけになったと伝わっております。
■どの時代の人々も、数々の「四苦八苦」(釈尊の言葉)を抱えながら生きています。だからこそ、私たちのご先祖も、その「四苦八苦」から多くのことを学んできたのでしょう。さらに、どのように日々を重ねていくのか、人々とどのように関わりあっていくのかについて、仏教や浄土真宗の教えにたずねながら生きてこられました。
■源光寺としては、社会や地域の状況を注視しながら、新たなつながりを創造し、YouTubeを含め共に仏縁に会える機会を育んでいきます。今年も皆さまとの仏縁、ご参拝を心よりお待ちいたしております。(行事案内もご覧ください) 合 掌
2023(仏歴2566)年 元旦
源光寺住職 福 間 玄 猷
源光寺門信徒並びに有縁の皆さま