見ているようで見ていなかった 中途半端な私

2023年2月15日

阪神・淡路大震災を経験し、東日本大震災などの復興支援に関わってきた一人です。
(実際の活動は出来ていないが)防災士も取得し、災害復興や防災に関心を持っている一人です。
今回のトルコ・シリアにまたがる地域の大地震とその被害には、とても心を痛めています。

東日本大震災で大津波があらゆるものを飲み込んでいった時と同じように、
高層ビルが瞬く間に倒壊していく様子を、信じられない思いでみています。
2月15日現在、両国で4万1000人以上の死亡が確認されているようです。
と同時に、発災後72時間を過ぎてもいのちが助かるという報道に触れて、
これまでの常識がよい意味で覆されて、感動を覚えています。

21世紀の自然災害で死者・行方不明者が3万人超だったのは、
スマトラ沖大地震22万6000人以上(04年)
ハイチでの地震22万2600人(10年)
ミャンマーでのサイクロン13万8400人(08年)
中国・四川大地震8万7500人(08年)
パキスタンでの地震7万5000人(05年)
そして、2011年に起きた東日本大震災の死者・行方不明者の総数は1万8423人
~2月12日付Yahoo!ニュースより引用~

今回の大地震に驚いていた私ですが、今世紀をふり返ると、はるかに多くの犠牲者を出した災害がいくつもあることを知りました。
日本と距離が遠いこと、報道になかなか上がらなかったことなどが影響しているのでしょうか?
私の心に、あまりとどまっていなかったことを恥ずかしく思いました。
自分との縁によって、これだけ受け止め方が変わってしまうのですね。
見ているようで見ていない、聞いているようで聞いていない、知っているようで知らない。
そんな私の中途半端さが露呈しました。大いに反省です。

さて、トルコ・シリアの大地震に関して、私はいったい何が出来るでしょうか?
投げやりにならず、考え行動します。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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