私の地域では、年に2回(6月と9月)のゴミ拾いがあります。今回は小・中学生の参加もあり、とても賑やかでした。
昔は、田植えや稲刈りなどの農作業や冠婚葬祭などを通して、親戚や近所づきあいを重ねてきた田舎です。しかし、今では高齢化なども進み田んぼを手放す方が増えたり、核家族化などで近隣の関わりも少なくなっています。特に新型コロナ騒動以降、お葬儀に関しても「家族葬」が増えるなどその傾向は顕著になっています。また、田舎では車が生活必需品ですから、日頃は、隣同士といえども車ごしに会釈するだけということもありますね。
だから、この共同清掃は大切な機会だと思っているのです。当然、ゴミ拾いが主な目的ですが、地域の人たちと何気ないお話が出来るのがいいのです。成長した子どもたちに学校の様子を聞いたり、田んぼや畑の様子を教え合ったり、家族の近況を報告し合ったりと、あちこちで話に花が咲いていました。いつもは車で通り過ぎるだけの道も、じっくり歩くことでいろんな変化が見えてきました。
ゴミ拾いの成果といえば、写真の通りです。「いつもより少なかったなあ」というのが地域の方の感想でした。がんばって拾ったという達成感は少なかったのですが、ゴミを落とす人が少なくなっているということは、うれしいことですね。
これからも、地域のつながりと何気ない語らいの場を大切にして生きていきたいです。