今日のお供えは珈琲屋さんの「水出しコーヒー」

2023年7月18日

今日のお寺さまには、2018年に寄せていただいて以来5年ぶりの出講、安居会・麦聴聞のご縁でした。この間、新型コロナの影響でご法座を取りやめにされたこともありました。ですから、3年間の難儀な生活をくぐり抜けて今日のいのちをいただけたこと、さらには、またこのように仏さまの教えを共に聴聞させて頂けることを本当に感動いたしました。

その昔には地域で麦を栽培していたそうで、植える作業が一段落したこの時期にみんなでお寺にお参りをし、ご法話を聴聞してきたことが今に受け継がれているのだそうです。盛んだった頃はほぼ毎月ご法座が開かれ、しかもどの法座も3日がかりだったそうです。「今は地域の人口も減り、ご法座の日数も1日になってしまいました」とは、ご住職さまのお言葉です。

でも、広島県内に熱中症警戒アラートが出ている中、誘い合って多くの方々がお参りくださっていました。私も「休憩時間に限らず、遠慮なくお茶を飲んでくださいね」とお声かけをしながら、「安居とお盆~悲しみから出遇う世界」というテーマでご法話をさせていただきました。「お盆ってなあに?」とチコちゃん流の問いかけを加えることで、お一人おひとりがご自身の人生をふり返りながら楽しくお聞きいただけたようでした。今日のご法話の余韻が、地域でのお念仏話につながってくださるといいなあと思いました。

ご法話が終わったあとに、ご住職やご寺族の皆さんとご法義談合や昨今の情報交換をする時間も、とても楽しいです。小心者の私は、大勢の皆さんの中ではなかなかお尋ねができません。ですから、こうして膝をつき合わせて様々な応用問題のお尋ねが出来ることが、本当に大きな学びとなっているのです。ご住職さま、尊いご縁をいただき、有り難うございました。

今日、お寺さまにお供えさせていただいたお土産は、三次市十日市の珈琲店「スプレモ」さんの「水出し珈琲」です。昨日立ち寄った時、これだけ暑くなってくるとホットコーヒは飲みにくくなってきたなあと思って相談したところ、「ちょうど今日から水出しコーヒの販売を始めたのです!」と教えてくださいましたので、一つ返事で購入しました。麦茶パックのように一晩付けておくと、美味しい珈琲が出来るのだそうです。私自身は、まだ「スプレモ」さんの「水出し珈琲」を飲んだことはありませんが、生豆のピッキングからなさっている珈琲店ですから自信を持ってお勧めできます。
もし、三次市に来られた際は、ぜひお立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

■ご紹介:珈琲屋スプレモ 珈琲屋スプレモ (supremocoffee.jp)

 

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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