いつもはできないことが 今できる

2020年3月6日

 外は抜けるような青空。思わず、太陽につぶやいた。
「ああ、これで新型コロナのことがなければ、どれだけ幸せだろうか・・・」
出来もしない、無い物ねだりをしてしまった。
それほどに素晴らしい晴天だった。明日は、また雨が降るとの予報。
日頃できなかった駐車場の前の草取りをした。さらに、墓池の枯れた花を集めて、じっくり焼却処分した。
きれいになった。

 想定外の事態になると「**のせいで00できなくなった」と捉えるのが、人間の常である。
でももし、「違う△△ができる」と捉える事が出来ると、少し変化が生まれる。
 
 「人生すべてを肯定的に受け止めなさい」と、事実をねじ曲げる意図は全くない。
「責任ある立場の人は、しっかり反省をしなければならない」
(寺院住職としての責任を背負っているので、私も他人事ではない)
そして、私たち一人ひとりも「主権者という責任において、政治の動向に無関心であってはならない」

 人間はいつの時代も不完全で、その集まりである組織は、やはり不完全だ。
だから、どの人の判断も、どの組織の判断も完璧はない。
専門家といえども、様々な背景を抱えての見識や発言であるため、これも完璧ではない。
(私自身、東日本大震災復興支援に関わるなかで、原子力に関わる専門家同士の意見の相違に、大いに振り回された経験がある。)
 だから、事が少し落ち着いたら、だれもがそのことをふりかえり、不完全な部分を洗い出し、反省し、
次には少しでもよりよくなるよう絶え間なく工夫を続けなければならない。
「政府が決めたことだったから」
「専門家が言ったことだったから」
「急なことだったから」
仕方なかったのだと思考停止してしまうなら、戦時中や震災を含め、
過去の悲しい歴史から何も学んでいないということになってしまう。
それでは、未来を担う子どもたちにあわせる顔がなくなってしまう。

この未曾有の混乱の中にあって、隣家の梅は、もう花を咲かせていた。墓地から帰り道にパチリ。

■絵本のお坊さん問い合わせ先 
 名前:福間玄猷(ふくまげんゆう)
 住所:広島県三次市西酒屋町甲156 源光寺内
 電話:0824-63-5906
 メール:info@genkouji.com
 源光寺ホームページ:http://www.genkouji.com/
 絵本のお坊さんブログ:http://genkouji.com/blog/
 仏教童話『アマリリスのような女の子』YouTube動画版(紙芝居読み語り+絵本大好き住職のご法話):https://www.youtube.com/watch?v=QgTJHOmzKd8&t=55s
 
■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
  として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
  などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹林葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
  わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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