
僧侶として、これまで多くのお葬儀・ご法事をお勤めしてきました。つまり、大切な方を亡くされ、強い悲しみや苦悩を抱えた方々と(たとえわずかな時間といえども)共にいたということになります。はじめから「これが、私にとっての大切な仏縁なのですね」と受け止められる方は、ほとんどいらっしゃいません。「もっと00してあげたら良かった」と、後悔の思いを吐露される方がほとんどです。中には、「なんでこんなことに!」と亡き方を責める気持ちが湧いてくる方もおられます。ご自身でもどうにもならない感情が、こちらに向けられることがあります。特に、お若い方が急逝された場合は、「これからの頼りにしていたのに!!」と、ご両親にとって悲しみが大きくなります。「なんて、私は不幸な人生なのだ!!」と大粒の涙を流しながら、泣き崩れた方もおられました。
その場に一緒にいる私は、どのように言葉をかけることが出来るでしょうか?ほとんどの場合は、ただひたすらに聞かせてもらうことしか出来ません。自分の無力さを感じます。ただ、ある時は、こんな言葉が私の口からこぼれ出ていました。
私「00さん、本当の不幸は何も学ばないということです」
門徒さん「どういうことですか?」
私「どんなに悲しく苦しいことからも、私たちは学ぶことが出来ます。子どもさんとの別れを本当の不幸にしないためにも、この悲しみから自分はどんなことが学べるのだろうか、と時間をかけて考えてみてください。その学びが見つかるまで、私はご一緒させていただきます」
この度の「ロシアとウクライナの戦争」という大惨事をきっかけに、10年近く前のやりとりをふと思い出しています。この度の大惨事については、
「恐ろしいことだから、考えたくない」
「遠い国のことだから、今の私には関係ない」
「誰かが、なんとかしてくれるだろう」
「もう誰にも止められないよ。なるようにしかならないよ」
「直接の被害がないから、よくわからない」
など、いろんな声が聞こえています。
だからこそ、今、私は振り返りたいのです。仏教が説き続けてきた「因縁生起」という言葉を。
世の中に起こっていることは、時間的・空間的にすべてつながっていること。(それは、私たちが目に見えて認識できるものだけでなく、無意識に抱えているものも含まれます)そして、お互いに様々な影響を与え合っていることであり、無関係ではいられないということです。「ロシアとウクライナの戦争」は、これまでの結果でもあるけれど、何かの始まりにもなるのです。
私たちは、この大惨事を「本当の不幸」にしてしまってはなりません。わずかずつでもよりよい「因縁生起」につなげるために、今ここの出来事をしっかり見つめ、学ばなければならないと思っています。それが、子どもたちたちから生き様を見られている、私たち大人のつとめの一つだと思っています。
■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ https://tsukijihongwanji.jp/
源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/
樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html
お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)https://hasunoha.jp/
絵本のお坊さんブログ http://genkouji.com/blog/
絵本のお坊さん-福間玄猷YouTubeサイト
https://www.youtube.com/channel/UCc73yUyaufMqtftsDFuoCoA?view_as=subscriber
「2022年源光寺のご紹介」(パソコン用)
『新々みちしるべ 菩薩シリーズ』慈悲-観世音菩薩
仏は常に人びとの前に救いの手段を尽くす https://www.youtube.com/watch?v=RMMVzEVIodU
浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/
■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹木葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
わかりやすくお話しします。