一つ壁を突き抜けた瞬間 ハーモニカから「緊張と緩和」を学ぶ

2022年3月14日

新型コロナ騒動がきっかけで習い始めた、クロマチックハーモニカ。大阪在住・徳永有生先生のオンラインレッスンを受講中。ここ数ヶ月にわたって、同じ練習曲のレッスンが続いていました。今までの中でも難しいとされる曲だけに、なかなか上達しませんでした。「手首を柔らかくしてハーモニカを持つように」といつもいわれてきたのですが、その通りに出来ないことがここ数ヶ月のスランプでした。Skypeを通じてレッスンを受けているので、先生の演奏も見せていただくことが出来ますし、私の吹き方に直接アドバイスをいただくことも出来ます。教えていただいたことは、メモをしていつでも思い出せるようにもするのですが。圧倒的に練習量が足らないことは棚に上げて、目に見える上達が感じられないと「もう、次の曲に移りたいなあ」「今まで歌い慣れている曲も吹きたいなあ」「そもそも、自分には向いていないかなあ」「やめた方がいいのかなあ」など、いつもの弱気な私が時々頭をもたげていました。

ところが、先日、思いがけない変化が起こったのです。レッスン前の練習でハーモニカを吹いていた時、(手首を柔らかくするって、ひょっとしてこんな感じかな?)という些細な気づきがありました。そのままレッスンに入っていつもの練習曲を吹いてみたら、「いい感じですね」と先生がようやく褒めてくれました。その後、曲のテンポを上げても間違いや音の混じりがほぼない状態で、演奏することが出来るようになったのです。とうとう、その日に練習曲の合格をいただくことが出来ました。とても、うれしかったです。長い道のりでしたが、途中であきらめなくて良かったと思いました。「手首を柔らかく」と言葉を聞くこと。その言葉を思い出すこと。その言葉を身体で体現すること。どれも大切なことですが、体現できるまで繰り返し練習することが、特に重要だと気づきました。

さらに、「手首を柔らかく」とは、重心を安定させ、身体の余分な力を抜くことにつながりますね。ハーモニカだけでなく、実は、あらゆるスポーツや芸能、日常動作にも共通するものだと発見しました。言葉通り体現できるとその変化を実感できますし、疲労も軽減され、パフォーマンスも格段に上がりますね。出来事を楽しむ余裕も生まれます。

「ロシアとウクライナの戦争」状態が、もう2週間も続いています。現地の報道に触れると、悲しみや怒り・憤り・無力感など様々な感情が湧き、心身共に緊張状態になってしまいます。これはごく自然なことですが、緊張状態が長く続くことはマイナスです。疲労に加え、客観的な認識・判断が阻害され、トラブルや怪我・事故などを誘発することもあります。自分なりのリラックス方法を知っておくと良いと思います。

「真面目だけが取り柄」といわれて大きくなってきた私は、「一生懸命が素晴らしい」と思っていましたが、50才を過ぎた今頃になって「真面目」や「一生懸命」の弊害も感じるようになりました。むしろ、「緊張と緩和」が大切なのではないかと思うようになりました。その点からも、ハーモニカを吹いている時間は、私にとってとても大切な時間なのです。

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/
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源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/
樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html
お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)https://hasunoha.jp/
絵本のお坊さんブログ http://genkouji.com/blog/
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2022源光寺モネの睡蓮計画
https://www.youtube.com/shorts/juEph8yVBPY
『新々みちしるべ 菩薩シリーズ』慈悲-観世音菩薩
仏は常に人びとの前に救いの手段を尽くす https://www.youtube.com/watch?v=RMMVzEVIodU

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹木葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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