ここ数日安定した天候が続き、新緑が青空に映える今日この頃ですね。
行動制限のないゴールデンウイークであることも加わって、心なしか気持ちもワクワクしています。
「新緑は、人の心を落ち着ける作用がある」と聞いたことがあります。確かに、新緑と表現される色が持つ働きは実感してきました。
それと同時に、「新しい葉っぱの多くは、なぜその表面が輝いているのだろうか?」という点については長年の疑問なのです。
それらの木々や植物を眺めていると、その葉のツヤや輝きは年中見られるものではなく、どうやら期間限定のもののようなのです。まさに、いのちが「生きよう!」「伸びよう!」としている力の強さを感じるのです。
そして、最近は、その疑問から派生して「葉のツヤや輝きは、赤ん坊や幼子の肌のツヤや目の輝きにも共通するものがあるのかも知れない」と感じるようになりました。
さらには、新型コロナ騒動や各地の紛争・度重なる災害の中でも、懸命に生きようとする子どもや若者の姿に力をもらうことがありますね。
また、生まれたばかりの子馬が、母馬から産み落とされたて必死になって立ち上がろうとする姿に思わず「がんばれ!」と声をかけたくなりますね。
理不尽で矛盾だらけの世の中だけれど(だからこそ?!)、
「生まれてくれて有り難う!」
「どうか、たくましく生きていっておくれ!」
「本当の幸せにであっておくれ!」
「いのちを次につないでおくれ!」
新緑の時期は、私たちが無意識に抱いている願いが発露する時期なのかも知れません。
振り返ると、私たちも多くのご先祖に、このように願われていたのだと思います。
新緑を見て、改めて「うけつがれている願い」に気づかされました。