絵本のお坊さん-福間玄猷YouTubeチャンネルをご視聴いただき、有り難うございます。
今回は「人の生まれることは難く 教えを聞くことも難い」の章をご紹介しました。
世界各地の仏教徒が大切に伝えてきた言葉の一つである「三帰依文」(=礼讃文)の冒頭です。
人身受け難し、今すでに受く。仏法聞き難し、今すでに聞く。
この身今生において度せずんば、さらにいづれの生においてかこの身を度せん。
大衆もろともに、至心に三宝に帰依し奉るべし。
(人の身はこの世の中で受け難いのに、いま本当に受けている。仏の真実の教えを聞くこともできにくいのに、いますでに聞くことができた。まさに千載一遇のこの時、自分自身を悟りの世界に渡すことができなかったら、いつの世にか、渡ることができるであろうか。大勢の人々とともに心から仏・法・僧の三つの宝に帰依いたします)
本当に有り難いこの「いのち」と「仏縁」。にもかかわらず、それを忘れて、現実に対する不平や不満、過去への後悔や将来への不安などで、頭の中がグルグル回っていた私です。
「本当に大切なものを教えてもらえる」ことと、
「本当に大切なものを見失っていた自分に気づかされる」ことが、
仏さまの教えに出遇った証なのだと受け止めました。
うっかり忘れるので、何度も何度も出遇う必要があるのですね。
この動画は、仏教書『新々みちしるべ 菩薩シリーズ』菩提-勢至菩薩
石上善應/著 (公財)仏教伝道協会/発行 を朗読するものです。
ご協力いただいた仏教伝道協会には、心よりお礼を申しあげます。
■ご紹介:『新々みちしるべ 菩薩シリーズ』菩提-勢至菩薩
人の生まれることは難く 教えを聞くことも難い
https://www.youtube.com/watch?v=3TwS1v2KLMQ