魚の小骨がささった! 救急箱の中身はいつでも使えますか?

2022年5月10日

食事によくいただく魚の干物。
大きな骨はもちろん外しますが、小骨はバリバリと噛み砕いて食べています。
「これで、カルシュームが摂れる!」などと心でつぶやきながら。

先日の夕食での出来事です。いつものように小骨を噛み砕きながら食べていたら、その時は角度がちょっと違ったのか、小骨が口の中に刺さってしまいました。
「しまった!」と思いましたが、「そのうち自然にとれるだろう」と、それほど気にしていませんでした。ただ、舌で探ると出っ張った骨の先端にあたりますので、全く無視することは出来ません。
口の中に指を突っ込んで、爪でとろうとしますがとれません。
このまま就寝してもいいのですが、やっぱり気になります。
もし化膿したら面倒なことになるなあと思い、救急箱をとりに行きました。ピンセットを探すためです。
その救急箱には、残念ながらボロボロにさび付いたピンセットしかありませんでした。
「大事な時に使えないなんて!」と落ち込みました。もう12時近くになってしまっていますので、今さら薬局に買いに行くことは出来ません。

しかし、もう一つの救急箱にあるかも知れないと思い出しました。
そうです。我が家には、山歩きの会や子ども会行事用に携帯の救急セットがあるのでした。
そして中を確認すると、新しいピンセットがありました。
鏡を使っても口の中が上手く見えません。舌で骨の位置を探りながら、何度か試しているうちに、なんとか小骨が抜けました。「これで、心配なく眠れる」と思いました。
試しに長さを測ってみると・・・。
思いのほか長い小骨でした。これでは自然にとれることはなかったでしょう。

日頃はめったに使うことのない道具ですが、必要な時に必要な道具がすぐ使えることは、大切だと思いました。皆さんも、ご自宅の救急箱のご確認をなさってみてくださいね。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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