これはいったいなんでしょうか? 

2022年11月20日

あなたは、この写真に写っているものをご存じですか?
これは、戸袋です。
ガラス戸の外側に建てていた雨戸を収納するものです。長年使われてきた雨戸や戸袋は、実はとても理に叶った住宅設備だったと思っています。最近のお宅では、ガラス窓の機密性(防風・防雨・防音・防寒・防振など)が向上していますから、雨戸や戸袋をほとんど見かけなくなりましたね。

私が小さい頃の思い出です。
夏休みのお盆すぎ、九州のお寺に帰省した時のことです。
お祖父ちゃまが雨戸を開けて朝日がサア~と部屋に入ってくる瞬間が、なぜか心に刻まれています。
少し大きくなったら、私が代わりに雨戸の開け閉め、戸袋への収納を手伝っていたことも思い出します。

私のこともかわいがってくれたお祖父ちゃまやお祖母ちゃまとのやりとりも、思い出しました。

もし、今の私の姿を見てくださったら、どんな声をかけてくださるでしょうか?

老人ホームの絵本読み聞かせボランティアに向かう道中で、思わず目に留まり写真に収めました。
1枚の写真で、その当時の様々な思い出がよみがえってくるので面白いですね。
だからこそ、大切なものは、せめて写真にだけでも残しておきたいですね。

あなたが、写真に残しておきたい大切なものとは何ですか?

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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