ただいま、在家報恩講(=各戸のご門徒さんとお勤めする親鸞聖人のご法事)の真っ最中。
1件1件、いろんな物語が繰り広げられます。
「お寺さん、大切に取っていますよ!!時々読み返すんですよ」
こちらのお宅では、「コロナ禍のグリーフケア」をテーマにした掲載記事(中国新聞洗心欄2月21日分)をクリアファイルに入れて取っておいてくださったのです。
10ヶ月も前の記事なのにこんなに大切にして頂けるなんて、地元の住職としてとてもうれしい。
「あなたのファーストコールバンクでありたい」
昔、ある銀行のCMで流れたキャッチコピーです。
気になって調べたところ、
「困った時に、真っ先に相談したくなり、電話をかける銀行のこと」
とありました。
「いいなあ!」
と思いました。
私には、特別な学識や修行歴はありません。
皆さんを引きつけるような特技や技能もありません。
でも、同じ時代を俱に生きて地元に住する職として、皆さんにとって
「困った時に、真っ先に相談したくなり、電話をかけるお寺」
でありたいと思っています。