高く見られているお寺の敷居 あなたにとってお寺とはどんな場所?

2024年2月12日

「お寺の敷居が高い」と思われている背景には、何があるのでしょうか?

(観光寺院以外の)お寺=葬儀・法事という印象を持っている方や、門徒・檀家しか行けない場所だと捉えている人が多いことも、背景の一つに挙げられるでしょうか?

私は、「お寺は地域の共有財産」ととらえていて、これまで《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けてきました。
子どもたち対象の「お寺の子ども会」「夏休みサマースクール」、大人の方対象の「仏教入門講座」「親なきあと相談室」などは、ご門徒(お檀家)以外の方の参加が圧倒的に多くなっています。このように活動の輪が拡がっているのは、「本来、00寺門徒ではなく、みな親鸞さまの教えをいただく一門の徒(なかま・ともがら)だ」と、学生時代に学ばせていただいたことが基本となっています。

源光寺本堂には、一年間の活動写真を貼りだしたボードがあります。行事に参加する子どもたちやご法事に参られた大人の方々が、空き時間に眺めておられます。
「楽しそうですね」
「たくさんの子どもたちが参加しているのですね」
「こんな行事もあるのですか?」
「私も参加してみたいな!」
写真を見ている方から、いろんなつぶやきが聞こえてきます。

2024年は、源光寺創建370年です。
今年も「お寺で楽しい思い出づくり」をたくさん重ねていきたいです。

「お寺の敷居が高い」と思われている背景には、何が考えられますか?
お寺の敷居が低くなるアイデアも、ぜひお聞かせください。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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